セラミックアレーズ銀座歯科 東京都中央区銀座5丁目5-16

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セラミック

セラミック治療

銀歯を白くする(セラミック、ジルコニアによる治療法)

近年、海外での治療方針の影響もあって日本でも銀歯を白くしたいという患者さんが増えました。この流れはただの審美性という観点のみならず、良い傾向であると考えております。その理由として、以下のようなことが挙げられます。

(図1)
(図2)

(図説1)一見表向きは白い歯でも、内側に金属が使用されている場合がある。
(図説2)現在ではジルコニアやセラミックなどで、銀色の材料を使用しない方法が主流となっている。

銀歯を除去した方が良い理由

⚫︎隙間から虫歯になりやすい(二次う蝕
銀の詰め物や被せ物は、型取り、模型製作、修復物の製作の工程で誤差を生じ変形を起こしやすく、さらに接着セメント(分子レベルで接着する材料)でなく合着セメント(固く固まることで、嵌合力で維持させる材料)でなければ相性が悪いために、隙間から虫歯になる可能性が高くなります。

(図説)銀歯は辺縁漏洩(周りから細菌が侵入すること)により、二次う蝕を生じやすい


⚫︎金属アレルギーの心配がある
一般的な銀歯は、数種類の金属の合金やゴールド(金)など数がありますが、いずれも金属アレルギーなどのリスクがあります。近年では口腔偏平苔癬、白板症、掌蹠膿疱症(手足に赤みや皮むけが生じる疾患)の原因ではないかとも言われ始めております。これらは長期的にお口の中にある金属がイオンとして溶出し、血液中のタンパクと結合することで、徐々に体内に蓄積されることが原因である可能性が高いです。(その他、レジン材、根管充填に用いられる根管充填材なども可能性として示唆されております)


⚫︎古い金属の中(アマルガム)には有毒性がある
本来 amalgam とは、混合物のことを意味しますが、日本では水銀を含んだ歯科用材料のことを指します。この材料は、スエーデン、イギリス、デンマークなど欧米諸国では使用禁止としている国もあります。残念ながら日本では、保険適応から外れたものの、まだ禁止には至っていないのが現状です。水銀は、濃度が違うとはいえ、かつて大規模な公害病である水俣病を引き起こした有毒な物質です。

一方でセラミックやジルコニアを用いた治療法には、いくつかの利点があります。

⚫︎金属アレルギーの心配がない
生態親和性(イオンとして溶出しない)の良い非常に安定した材料であるため、(ジルコニアは広義にはジルコニウムという金属が配合されておりますが、酸素と結合させることでイオン化傾向を示さない磁器です)金属アレルギーの心配がありません。


⚫︎隙間からも虫歯(二次う蝕)になりにくい
先ほども述べましたが、二次う蝕の原因は、被せ物の適合性が最も重要です。そのためには、丁寧な支台歯の形成と境目が綺麗に映し出された型取りが重要です。セラミックを用いた修復では、さらに分子レベルでの接着セメントと相性が良いため、さらに辺縁漏洩からの虫歯のリスクを減らすことができます。

(図説)オールセラミックにおける一例(向かって左上の前歯)。
二次う蝕にならないようにするためには、土台の形成や精密な型取りが重要。当院では、マイクロスコープを使用して形成し、二重圧排法という方法で、境目が模型に反映するように全力で行っている。
[費用]
オールセラミック 一本につき198,000円


⚫︎歯と同じような自然観の再現
セラミックにも複数種類がございますが、金属が光の透過性がないのに比べて、セラミックにはそれぞれ光の透過性があります。実は歯はただ白いだけでなく、内面の黄色から外側の白色、そして先端部には光が透過するような透明感、光沢感など、様々なグラデュエーションが存在して成り立っております。そのために光の透過性のある材料を使用することは、自然な歯を再現することにも有益となります。またジルコニアの場合、セラミックに比べて透明感には若干劣りますが、現在では透明感のあるジルコニア材料も開発されており、歯の色によっては前歯でも使用できるようになってきました。

(図説)すきっ歯の治療でのラミネートベニアの一例。セラミックを用いた修復では、透明感や光沢感が得られ、自然な歯のように再現できる。
[費用]
ラミネートベニア 一本につき198,000円

セラミック修復を行うにあたっての注意点

⚫︎的確な接着操作を行う
セラミックは、接着前の技工物としての状態では指の力でも破折してしまうほど、曲げ強度が弱い(脆い)材料です。しかし接着操作を的確に行うことで、450MPa(二ケイ酸リチウムプレスセラミックの場合)ほどの強度が得られて、破壊的な力を持つ人の咬合力に耐えうるものと化します。つまり接着時にどれだけ的確な接着ができるかで予後が変わるということです。接着に用いられるレジンセメントは、可能な限り乾燥下で行う必要があり、口腔内は、息をするだけで湿気が漂っている環境です。当院ではラバーダム防湿(ゴムのマスクで歯だけを露出させる器材)を使用して呼気を遮断し、マイクロスコープ(歯科用拡大鏡)を用いて細かなステインおよび汚染部の除去、乾燥状態の確認の上で接着いたします。

(図説)セラミックによる治療では、接着操作が非常に重要となる。当院では、ラバーダム防湿を用いて呼気中の湿気を遮断し、細かなステインや汚染部を徹底的に取り除いて、可能な限り乾燥下で行うことで、最大限の接着が得られるように施している。
[費用]
セラミックオンレー 一本につき132,000円 

セラミック修復にて可能になった治療例

(図説)テトラサイクリン歯(変色歯)を最小限の切削量にて改善した一例
[費用]
ラミネートベニア 一本につき198,000円 
(注意事項)セラミックを用いたラミネートベニアは、破折するリスクが高いため接着操作や噛み合わせの調整が重要となります。また、削る量が最小限で行えるとはいえ、削らないわけではありません。術後に冷たいもの温かいものが沁みたり、咬合痛を伴う場合があります。そのため、封鎖性を高め、綿密な咬合調整が重要となります。

自然観のある美しい歯を再現するオールセラミック

右の写真は前歯6本がオールセラミック(ジルコニアと陶材を使用した被せ物)にて治療を施しております。
『白い歯と』一言でいっても、歯には様々な色が混在し光が透過することで、本来の自然な美しさが再現できます。 以前は内冠に金属色が使用されており、光の透過性が少ないため透明感がなく、歯ぐきが黒くなるなどの問題がありました。
当院のセラミック修復は、熟練された歯科技工士と連携をとり、『自然観』のある美しい歯をご提供致します。

上の写真は前歯6本がオールセラミック(ジルコニアと陶材を使用した被せ物)にて治療を施しております。
『白い歯と』一言でいっても、歯には様々な色が混在し光が透過することで、本来の自然な美しさが再現できます。 以前は内冠に金属色が使用されており、光の透過性が少ないため透明感がなく、歯ぐきが黒くなるなどの問題がありました。
当院のセラミック修復は、熟練された歯科技工士と連携をとり、『自然観』のある美しい歯をご提供致します。

当院のセラミックによる審美性回復の特徴

顔貌との調和

歯の長さや軸方向を顔貌に調和させることで、近くでもみても遠くから見ても美しい表情を考え、歯の長さや形態を煮詰めていきます。

歯茎との調和

歯茎との連続性は、まるで歯が生えているかのような自然観を与えてくれます。これらは、『物が詰まりにくい』『磨きやすい』『歯周病になりにくい』などの快適性にも大きく影響します。

口唇との調和

下唇のドライウエットライン(乾いているところと濡れのあるところの境目)のわずかに内側に位置させることで、口唇が閉じやすく快適性を叶えます。

機能性の回復

忘れてはならないのが、『歯は飾りでなく、咀嚼するための臓器である』ことです。前歯の長さは噛みやすさや長期安定性にも影響を与えるため、十分な診査の上で行います。

セラミックの審美性回復における注意事項

セラミックは、近年歯科治療の中で大きな発展を遂げ、学術的にも確立されております。しかし、治療の手順や主義によって予後が大きく異なります。歯の健康を考えつつ、機能性を回復する中で成功させるためには、様々な注意点が存在します。

歯の神経を取ると歯の寿命は一気に低下します。これは中が感染したり、歯が脆くなり、破折のリスクが急激に上がるためです。また神経を取ると歯が変色するため、セラミックを透過し、黒ずんで見える場合もあります。当院では、ワックスを用いて模型上でシュミレーションを行い、歯の神経を取らないプランをできる限りご説明いたします。

治療費
オールセラミック:198,000円
治療の注意事項
全顎的な治療となる場合は、顎に負担がかかり顎の痛みや開咬障害(口が開かなくなる)等のリスクを伴ったり、噛み合わせの問題から、歯の痛みを誘発するリスクを伴うため、顎の楽な位置の診断や、綿密な噛み合わせの調整などが大変重要です。詳しくはご相談下さい。

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